

常廣羽也斗・青山学院大学「40歳まで、プロの舞台で投げていたい」
取材・文:柳川悠二(ノンフィクションライター)
【2023年「ドラフトの目玉」直撃インタビュー】
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甲子園出場経験ナシの大学No.1右腕が明かす「無名時代の屈辱」 と 「憧れの選手」
この日、青山学院大学のグラウンドでは、来春に入学する高校3年生が練習に参加していた。名門高の主将を担った球児や今夏の甲子園をわかせた選手もいる。
常廣羽也斗(つねひろはやと)(22)も大分舞鶴高校の3年生だった4年前、大分から上京し同じように参加していた。ただし、スポーツ推薦で入学するエリートたちとは違い、甲子園経験のない常廣はたった一人での参加だった。それでも胸には秘めていた。4年後、ドラフト1位でプロへ――。