

「ワイルドだろぉ」スギちゃん・胸の大骨折で全国区に〔12年流行語〕
〔流行語大賞〕で平成を振り返る

愛知県内の高校を卒業後、お笑い芸人としてデビュー。「ワイルドだろぉ」で18年目にしてようやくブレイク
「以前は田原俊彦さんの『抱きしめてTONIGHT』の曲に乗せてネタを披露する、『アイドル・スギちゃん』というキャラクターで売っていたんです。そこそこウケてはいましたが、インパクトが弱く違うキャラに方向転換できないか悩んでいました。考えついたのがワイルドネタです。本当は『ワイルドだろ!』と断定するつもりだったんですが、ライブでは不安になり『ワイルドだろう?』とお客さんに問いかける形になってしまいました。それが良かった。ワイルドなのに少し弱気なのが大ウケして、以後は語尾を上げるようになったんです。断定形だったら流行語にならなかったでしょう」
こう語るのは’12年に「ワイルドだろぉ」で流行語年間大賞を受賞した、お笑いタレントのスギちゃん(45)だ。転機は前年末の改名にあったという。