

旧統一教会が買った「1900坪」の不穏な使い道【東京・多摩】
取材・文:甚野博則(ノンフィクションライター)
国士舘大学と都立高校に隣接し、付近には「カルト宗教に注意」の立て看板も……
「解散命令」で住民から「何ができるの?」と不安の声!
東京都多摩市永山――。緑地に囲まれ、ハイキングに訪れる人も多い自然豊かな町に、突如「統一教会」の名が浮上したのは今年3月のこと。多摩市議会にて、市が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)による土地取得を認めたのが発端だった。土地の登記簿を確認すると、教団は菓子卸売会社が所有する約1900坪(6300㎡)の土地を’22年4月に購入していた。