

六代目山口組と稲川会の最高幹部が揃って「横浜入り」した理由
深層レポート
分裂抗争は9年目に突入、節目の8月27日を前に事態は混迷を極める——。
横浜市内の閑静な住宅街の一角が騒然となったのは8月17日のことだった。午後1時過ぎ、10台もの黒塗りの高級車が次々と乗り入れてくる。警視庁や神奈川県警の捜査員が警戒する中、黒のセンチュリーから降り立ったのは指定暴力団・稲川会の内堀和也会長(70)だ。2時過ぎには黒のアルファードなどが数台到着。特定抗争指定暴力団・六代目山口組の竹内照明若頭補佐(63)が姿を現した。