

地震、噴火、洪水「フォトルポ」災害の時代を生きる
阪神大震災、東日本大震災、雲仙普賢岳噴火、西日本豪雨ほか
東日本大震災
平成23(2011)年3月
3月11日14時46分、M9.0の大地震が発生。大津波が東日本沿岸を襲い、1万5000人超の犠牲者を生んだ。翌日、福島第一原発がメルトダウン。現在も復興と廃炉作業は道半ばだ

気仙沼市の市街中心部に打ち上げられた約380tの「第三龍神丸」
「数多くの災害が起こり、多くの人命が失われ、数知れぬ人々が被害を受けたことに言葉に尽くせぬ悲しみを覚えます」
昨年末、在位最後の誕生日会見にあたり今上天皇は、こう口にした。平成最後の「今年の漢字」も「災」。じつはこの催しが始まった’95年に阪神大震災が起きた。その年選ばれた漢字は「震」であった。日本という国の成り立ちと災害は、それほど切っても切れない関係なのだ。