移籍の通告を受けたとき、妻は言葉を失い、自分は球団事務所で号泣衝撃の発表だった。FAで巨人入りした炭谷銀仁朗の人的補償として、長年ジャイアンツ投手陣を支えた内海哲也の西武移籍が決まったのだ。引退を覚悟したどん底期から巨人を去る寂しさまで、元エースがすべてを語る。<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2019-01-31-75_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839649~hmac=1ed48b23a5f56fdc72742b277cfb060506ae781327e23ee5a6f0b2d56f31dcbb" alt="内海哲也　泣き虫エースが「巨人放出」の真相を明かす" data-asset-id="16709"></figure>ライオンズの歴代選手の写真が飾られた、西武の本拠地・メットライフドーム内の一室で。辻発彦監督からは開幕投手としても期待されている「西武への移籍を告げられたのは、発表される（昨年12月20日）前日の正午頃のことです。都内で自主トレをしている時に、球団職員の方から『ちょっと話したいことがある』とLINEが入った。うすうす移籍する予感はありました。直接会うと『まぁ、そういうことだから』みたいな感じで言われて……。『内海は直接会って伝えなければいけない大切な選手だと思った』とも言われました」