

《窮地》プーチン・露大統領が破れかぶれで繰り出す「破滅への大悪手」
≪緊急深層レポート≫
盟友・プリゴジン氏の“反乱”で求心力の低下が国内外に露呈
泥沼は前線だけではなくなった。
追い込まれた大統領に見えるものとは――
これは、「ウクライナ戦争」終結の前兆なのか、それとも――。
6月24日、ウクライナ戦線の最前線にいたはずの民間軍事会社「ワグネル」の部隊が突如、創設者プリゴジン氏の号令によりロシア南部ロストフナドヌーへと侵攻。南部軍管区司令部を制圧した後、そのまま首都・モスクワを目指したが、あと200㎞の地点で撤退。「体制の転覆を狙ったクーデターなのではないか」と世界中が騒然とした″プリゴジンの乱″は唐突に幕を閉じた。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が解説する。