

ニッポンの橋 見ると勇気が湧いてくる
インスタグラマーが集まるのは理由があった
青い水を湛える川や海。雄大な自然の上に
コンクリートや鉄で道が渡され、そこを列車や車、
ときには人がゆく――。自然と土木のコントラストを楽しもう。
鉄道マニア垂涎の奇観
奥嶽川橋梁(大分県)

川沿いに聳える岩壁に掘られたトンネルと直結する奥嶽川橋梁は大正時代の建築。トンネルから列車が現れ橋を渡る姿は迫力満点だ
PHOTO:沼口一朗
「橋には、大きさ、形、色、材質などさまざまな要素からなる個性があります。しかも海、山、川、街中の道路などいろいろな場所を"渡す"ために建設されている。周囲の風景から際立つデザインの橋もあれば、調和する橋もある。橋と場所の個性が組み合わさって、二つとない景観が生み出されていることが魅力なんですね」
『土木写真部』出水享氏(長崎大学技術職員)は、こう語る。