

最強のグルメリポーター・彦摩呂が激白 「テクニックをすべて捨てて、イチからやります!」
取材・文:町田博鶴
コロナ禍以降に若い世代が台頭し、食リポのプロも危機感
「この2年間、ほとんど仕事がなかったんです。マネージャーが僕のプロフィールを持って地方局を含めた40社以上のテレビ局に営業してくれましたが、それでも出演はほぼゼロ。もう二度と食リポの仕事はできないんやと思いましたね」
行きつけのうなぎ屋で焼き鳥をつまみながらハイボールをグイッと飲み、彦摩呂(56)はそう語った。コロナ禍による飲食店の営業自粛は、グルメリポーターにとっても死活問題だった。2年間、スケジュールはほぼ″真っ白″だったという。