

CAR-T細胞 末期がん患者の家族が治療法・費用・効果を告白
アメリカで1回5000万円の治療を受けた家族の証言

麻紀さんは、現在、オプジーボとオーダーメイドがんワクチン(ネオアンチゲン療法)で治療中。写真は主治医の武田力医師
米国で治療を受ければ1回5000万円という「CAR―T細胞療法」。超高額ながら、米国の治験では「難治性の急性リンパ性白血病」患者の8割、「難治性の悪性リンパ腫」の5割の患者からがん細胞が検出されなくなるという結果が報告されている。第1部で触れた通り、日本でもノバルティスファーマの「キムリア」の製造・販売が了承され、国内で治療が始まるのは間もなくだ。第2部では、一足早く米国で「CAR―T細胞療法」を受けた患者家族の"告白"を紹介しよう。