

近隣住民が怯える高さ11m「違法土砂の山」の崩落危機《埼玉県熊谷市》
豪雨が襲えば「熱海の大惨事」が再び発生しかねない
「当該の土地を購入した建設関係の業者社長は、『きちんとやります』と言っていたんです。市の条例では土砂を積める高さは2mまで。ところが毎日のようにダンプカーで大量の土を搬入し始め、今では高さが11mを超えました。豪雨に襲われたら、土砂が崩れて私の家は一瞬で飲み込まれてしまいますよ」(近隣住民)
盛り土の崩落で28人が亡くなった、静岡県熱海市の土石流災害から2年――。住民が強い懸念を示す違法な土砂の山は、埼玉県熊谷市にもある。過剰に積み上げられ、崩落の危機に瀕しているのだ。