

「DEEN」池森秀一 「人生で大切なことは全部、″ビーイング音楽学校″で学びました」
祝・30周年記念インタビュー 取材・文/栗原正夫
名曲「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」は今も色褪せない ″ミリオンセラー″アーティストにして「そば伝道師」
「実は僕、デビュー前までボビー・ブラウンのようなパーマをかけてブラックミュージックをやっていたんです。想像もつかないでしょう? 札幌を拠点に数年活動していたんですが、22歳のときにデモテープを聴いたプロデューサーに声をかけていただいて上京することになって。あるとき、『試しでいいから、歌ってみて』とテストで歌わされたのが『このまま君だけを奪い去りたい』でした。後日、そのプロデューサーに『お前で決まったから!』と言われて、キーボードの山根(公路・56)を紹介され、『今日から2人でDEENな!』って。『DEEN』の名前の由来については、いまだ僕たちも知らされていません(笑)」
今年でデビュー30周年。3月にはアニバーサリーアルバムを発売し、武道館でライブも行ったDEENのヴォーカル、池森秀一(53)は「奇跡ってあるんだなって思った」と振り返った。