卒業生の約1割が自衛隊に入らずに民間へ　この責任は誰が負うべきか<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2019-03-20-79_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839782~hmac=fa0300a2e2f265ff1203371cfb754a76bc87dbec4a3bd1a14f74492983acf037" alt="大量の任官拒否　2019年防衛大卒業式" data-asset-id="15160"></figure>卒業式前日、正門前で記念撮影をする任官拒否者と思しき防大生。任官拒否者は卒業式本番には出られなかった　制服に学帽姿で、記念撮影をする若者たち。卒業証書を片手に、スマホで自撮りをする女子学生の姿もある。バラバラと正門前に現れ、保護者と挨拶を交わしてキャンパスに戻っていった彼らの顔は、一様に晴れやかだった――。　3月17日、神奈川県横須賀市にある防衛大学校で卒業式が開かれた。安倍晋三首相(64)による訓示の後、学帽を一斉に宙に投げて卒業生が退出するという例年通りの式となったが、実はその裏で、今年の防衛大には前代未聞の"異常事態"が発生していた。