

NZ銃乱射事件で50人死亡 容疑者を突き動かした「妄想」とは

事件翌日の3月16日、現場付近で死者を悼む人々。ニュージーランドでは銃規制強化の動きが進んでいる
「ブレントン・タラント容疑者(28)は、’11年に仕事を辞めて欧州各地を旅行した。その際、移民の多さに驚き、反移民の思想を抱いたようです。さらに彼は’11年にノルウェーで77人を殺害した極右テロリスト、アンネシュ・ブレイビク(40)に影響を受けたと声明文に記しています」(現地紙記者)
ニュージーランド・クライストチャーチのモスクで3月15日、銃乱射事件が発生し、50人の死者と50人以上の負傷者を出した。容疑者がネット上に公開した声明文には『移民は白人国家を転覆させ、文化を破壊する』といった「被害妄想」が羅列されていた。