

元ヤクザ 日本人義勇兵が語る「戦う理由」
突然の侵攻から1年 激動のウクライナ
本誌特派カメラマンが撮ったウクライナ紛争最前線の"いま"
10年服役した男は、子どもやお年寄りの犠牲者を見て、いてもたってもいられず海を渡った
撮影・文/横田 徹(報道カメラマン)
「報道を見ていて、最初は戦争が始まったなというぐらいにしか思っていませんでした。しかし、ロシア軍が民間人に危害を加えていることに気持ちが動かされた。とくにお年寄りや子供の犠牲者を見ていて『このまま傍観しているだけで良いのか?』という気持ちになってきて……」
そう語るのはウクライナで義勇兵として活動するハルさん(49、仮名)。彼のこれまでの人生は波乱に満ちている。