

あなたも狙われている!「個人情報流出」と「闇バイト」密接な関係
フィリピンから指示を出していた"ルフィ"がついに日本へ強制送還
犯行グループはいかにして「ターゲット」を決めていたか、その手口を暴く!
日本を震撼させた広域強盗事件の主犯格たちがついに強制送還された。
2月7日、"第一陣"として今村磨人(きよと)容疑者(38)と藤田聖也(としや)容疑者(38)が、9日早朝に渡邉優樹容疑者(38)と小島智信(とものぶ)容疑者(45)が空港に降り立った。

「渡邉容疑者たちは闇バイトと称し、タタキ(強盗)の実行犯らを募集。今年1月には強盗殺人事件まで発生しました。警視庁はかねてから彼らの送還を要求していましたが、フィリピン政府はこれに応じていなかった。今回の強盗殺人事件で一気に交渉が進み、身柄の引き渡しが実現しました。強制送還後、指示役のリーダーとされる渡邉容疑者を含めた4人から話を聞き、真相解明を進めていく予定です」(全国紙社会部記者)
今後、取り調べの焦点となるのが彼らの具体的な犯行手口である。なかでも気になるのは、犯行先の選定だ。渡邉容疑者たちはいかにして強盗や詐欺のターゲットを用意していたのか。鍵を握るのは"名簿"と呼ばれるリストの存在である。
「近年、企業による個人情報の流出が多発しており、今年1月10日には大手保険の『アフラック』と『チューリッヒ』の顧客、合わせて約200万人の個人情報が流出したと発表しました。実は、こういった企業から流出した個人情報が、闇バイトの犯行に使われている可能性が高いのです」(警視庁関係者)