

市村正親 「役者を辞めたいと思ったこと? 一度もないね!(笑)」
芸能生活50周年 スペシャルインタビュー
高校時代に観た舞台の「衝撃」、演技は「旅をしている感覚」
デパートのホールから日生劇場への「なりあがり」
「日課」は息子二人の弁当作り
「高校の時、夢中になれるものが無くていろいろな部活をやっては辞めてを繰り返していました。ある時、そんな僕を演劇部の先生が劇団民藝の舞台『オットーと呼ばれる日本人』に連れて行ってくれたのです。国際スパイ団に関わった主人公オットーこと尾崎秀実(ほつみ)の、戦争回避と平和への願いが鮮烈に描かれている2~3時間の舞台なのですが、主演の滝沢修さんが尾崎の人生をまるで自分の人生のように激しく演じている姿にガツンと衝撃を受けました」