

「公的医療はもう限界」 絶望の救急医療現場 17時間休みなしでの勤務も
取材・文/ジャーナリスト・形山昌由
出動件数、活動時間ともに激増中!
居眠り運転でフェンスを突き破り横転する事故も発生
「深夜2時頃のことです。外が騒がしいと思って家の窓を開けると、救急車が中央分離帯に突っ込んでいるのが見えました。大勢の警察官や救急隊員が慌(あわ)ただしく処理にあたり、朝6時過ぎまで続いていたでしょうか。この辺りはスピードを出している車も多く事故を見るのは慣れていますが、救急車の横転を目撃したのは初めてです」(現場の近くの住民)