

東海大菅生野球部で「本当に起きていたこと」 体罰事件のウラ側
甲子園常連の強豪校
センバツ出場当確のはずが……
「日常的に体罰」報道は「一方的」「盛りすぎ!」と父母らが猛反発
「言いたいことは山ほどある」反論せずに部を去る若林弘泰監督が"呑み込んだ言葉"
選抜選考委員会まで1週間を切った1月22日昼、東海大菅生(すがお)高(東京都あきる野市)を訪ねると、野球部員たちが粛々とグラウンド整備をしていた。
本誌記者に気づくと、全員が帽子を取り、大きな声で挨拶――したのだが、その表情にはどこか不安が滲(にじ)んでいた。彼らをセンバツに導いてくれたリーダー、若林弘泰監督(56)がこの場にいないばかりか、センバツ出場そのものが危惧されているからだ。