

KOC準優勝で注目急上昇!コットン・きょんが明かす「僕の芸人人生を変えた二人の先輩の金言」
いま最高の演技派芸人、独占インタビュー180分!

芸人たちが本音や素顔をのぞかせる瞬間がある。それは舞台袖。自分の順番を待ちながら、ステージに立つ仲間の活躍をみながら、彼らは素で語り合う。そんな会話は“袖話(そでばなし)”と呼ばれる。お客さんの前では見せない芸人たちの姿をお届けするトーク企画。それが“ソデバナ”だ。話を聞くのは東京NSC17期の元芸人・いけるか小机である。
東京NSC17期のエース
2022年のキングオブコント(以下KOC)は、過去最高レベルの盛り上がりを見せたといってもいいだろう。優勝を飾ったのは、ビスケットブラザーズ。そして僅差で2位となったのがコットンだった。
ネタ中にお客さんが手を叩きながら大笑いする仕草は「拍手笑い」と呼ばれていて、大ウケの指標とされているのだが、コットンが披露した決勝1本目のネタ『証拠』は、わずか5分で18回もの「拍手笑い」が起きた。これは驚異的な数字だ。
コットンの準優勝は、限りなく優勝に近いものだったと僕は思う。
ツッコミの西村真二とボケのきょんからなるコットンは、NSC17期生。僕の同期だ。17期では空気階段やオズワルドが一足早く賞レースで結果を残し「全国区」になったけれど、10年前、NSCを卒業したとき、間違いなく僕らのスターはにっくん(西村)ときょんだった。同期の中でも、ずば抜けて面白くて、演技も上手くて、華があって、カッコよかった。
取材・文:いけるか小机
NSC17期出身の元芸人。現在、フリーランスとしてライターや動画制作に携わる
写真:東山純一
取材協力:まがりそーす
きょん、いけるか小机の同期芸人が経営する伝統会津そーすかつ丼店。中野区中野5-50-6 インスタグラム @magaristagram