

拉致問題を政治利用 安倍総理が金正恩と会談する「本当の狙い」
条件なしで金正恩との直接会談に臨むと言い出して…

5月6日、トランプ大統領と電話で協議した後、安倍首相は「金委員長と条件をつけずに向き合う」と話した
「これまで安倍首相は『拉致問題に全力を尽くしていく』と言っていました。でも実際は何一つ進展していない。2月にはトランプ米大統領と北朝鮮情勢について電話で意見交換したと自慢気に話していましたが、結局アメリカ頼みであり、日本の独自外交などどこにもありません。今回の日朝首脳会談に向けた意思表明も、参院選に向けた『言葉だけ』のアピールだと疑われても仕方ないですね」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
5月6日、安倍晋三首相(64)が突如として、「北朝鮮との直接交渉」を目指すとの決意表明を行った。拉致問題の進展がなければ一切の協議に応じず、というこれまでの大方針を翻し、金正恩・朝鮮労働党委員長(35)と「条件なし」の首脳会談に臨むというのだ。