

「紀州のドン・ファン」一周忌で一堂に会した"重要参考人"たち
幼な妻Sさんが参列も、30億円の遺産相続は一向に進まず

夫の墓に手を合わせるSさん。近況や相続の話し合いについて、本誌記者が問いかけたが、無言を貫いた
5月18日正午前、小雨降る和歌山県田辺市内の古刹の前に、一台のタクシーが停まった。後部座席のドアから降りてきたのは、喪服姿の女性。丸い縁の大きな眼鏡にマスクを着けて変装しているが、その抜群のスタイルまでは隠せない。紀州のドン・ファンこと和歌山の大富豪・野崎幸助氏(享年77)が愛した幼妻・Sさん(23)だ。出迎えたボディガードのような男女に連れ添われて、Sさんは寺の中へと入っていった。