

【最新空撮】軍艦島の威容
長崎の沖合に鎮座する世界遺産は、度重なる大台風の襲来で崩落が進む
戦艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれた人工の島
炭鉱が閉山し、島民たちがいなくなってから約50年
アパートの廊下は崩落、木々がコンクリートから顔を出す。
「今のうちに撮っておかないと、どんどん崩れていってしまう。今の姿をしっかり記録しておきたいと思ったんです」
今年9月、"世界屈指の美しい廃墟"との呼び声高い「軍艦島(長崎県・端島(はしま))」を撮影した写真作家の吉永陽一氏はそう話す。吉永氏は小型機に乗り地上300〜1300mの上空から日本全国を撮影してきた。軍艦島はこれまで撮影してきたなかでも「密度が濃かった」という。