

ニッポン放送アナウンサーズ・リレー連載⑨ 新行市佳アナ 飽くなき好奇心とともに
ニッポン放送のアナウンサー4名によるリレー連載。9回目の今回は新行市佳アナのラスト登場回です。

これまでの本連載で、ラジオへの愛はもちろんのこと、特撮にエレクトーン、地元・秋田県へのアツい想いを明かした新行市佳アナウンサー(29)。その広く深い興味関心の幅は、仕事を通じていまなお広がり続けている。
三大会連続でパラリンピックの現地レポーターに
「この仕事をしているとこれまで知らなかった世界との出会いがたくさんあります。たとえば車いすバスケットボール。入社した2015年の10月に『車いすバスケットボールスピリッツ』という番組を担当することになったのがキッカケでした。でもその時にはまだ車いすバスケはもちろんのこと、パラスポーツ全般についてほとんど知りませんでした。
パラスポーツの原点は傷痍軍人のリハビリテーションだったというのを耳にしていたので、競技自体は穏やかなのかなと思っていたんですが、車いすバスケットボールの試合を実際に見たら、激しく動く選手たちの迫力がすごくって。これは面白い! と感じました。番組が始まった時、ちょうど千葉ポートアリーナで国際大会が開催されていて、取材に行ったのですが、衝撃を受けて、毎日会場に通っていましたね。
リングの高さはバスケットボールと同じ約3メートル。上半身の力を使ってシュートを決めるその技術力の高さと、身体の機能を最大限に活かしてプレーする選手たちの姿が本当にカッコいいんです! 間近で観戦すると、車いすのタイヤのゴムが焦げる匂いがします」
もとから”ハマりやすい”性格だという新行アナ。車いすバスケの世界にもすっかり魅了された。