

「1年間で62億円」荒稼ぎ オンラインカジノを使った悪質マルチ
伐渡アーマッド裕樹容疑者 (35)
9月20日、特定商取引法違反の疑いで逮捕
「宣伝して会員を獲得すれば高額の報酬がもらえる」
「全世界のカジノの売り上げの数%が入る」などと言葉巧みに勧誘
「伐渡(ばっと)に初めて会ったのは、5年ほど前です。当時、彼は神戸で実家の稼業である貿易関係の仕事を手伝っていました。そのときは腰も低く、気配りのできる子でしたよ。しかし、マルチ商法に手を染めるようになると、途端に態度が横柄になり、言葉遣いすら変わってしまいました」(伐渡容疑者の知人)
オンラインカジノを利用した儲け話を持ちかけ、報酬の条件を告げずに契約させたなどとして、大阪府警は9月20日、特定商取引法違反(事実の不告知など)の疑いで、名古屋市の会社経営者・伐渡アーマッド裕樹容疑者(35)ら男女15人を逮捕した。伐渡容疑者らは、SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手に悪質なマルチ商法を持ちかけ、今年6月までの1年間で実に約62億円もの大金を荒稼ぎしていたという。