<h3>７回目の挑戦で初の夢舞台へ 何度も折れかけた心を支えたのは、芸人仲間だった―― 全員40歳オーバー、遅咲きトリオの「感涙物語」</h3>「何度も落ちてきたんで、僕らは一生決勝にはいけないもんだと思ってました。だから名前が呼ばれた時は、『あ……行けんだ』って。驚きが大きかったですね」『キングオブコント２０２２』で初のファイナリストとなったお笑いトリオ『や団』。ツッコミの本間キッドは、決勝進出が決まった瞬間をこう振り返った。ボケの中嶋亨とロングサイズ伊藤は、それぞれ40歳と41歳。本間も12月には不惑を迎える。シュールなシチュエーションと本間のパワフルなツッコミは高く評価されてきたが、過去６回の準決勝はすべて敗退。７度目の正直で決勝進出を決めた苦労人トリオだ。