

川崎連続殺傷事件「引きこもり男」が“カリタス小”を狙ったワケ

5月28日朝、川崎市内の登戸駅前は凄惨な現場となった
岩崎隆一容疑者―。
28日午前に発生した“川崎無差別殺傷事件”の被疑者の名前だ。
しかし、今はその名前も虚しく響くだけ。保護者含む19人を殺傷後、自ら首を切り、命を絶ったため、動機は永遠に解明されることはない。
同容疑者の自宅は現場となった川崎市多摩区登戸新町の路上から直線距離にして約4キロ、車で15~20分の場所にある。1962年に建てられたこの家に、岩崎容疑者は伯父と伯母の3人暮らし。複雑な家族構成の理由は幼少期に両親が離婚したことにある。一般的に父親、母親のどちらかに引き取られるケースが大半だが、同容疑者は父方の兄である伯父のMさんに預けられた。