

廃墟と化した森友学園の今
国葬とともに注目が集まる安倍晋三元首相が残した疑惑の数々
忖度だらけのあの場所は草木生い茂る曰く付き物件になっていた――
「森友問題は、いまだに事実関係が何ひとつ明らかにされていない。取り残された校舎は、まさにその象徴と言えるでしょう」(ジャーナリストの鈴木哲夫氏)
伸び放題の草木、ところどころ傾いたフェンス、あちこちに落ちた投棄物――。森友学園の「瑞穂の國記念小學院」(大阪府豊中市、以下「小學院」)は、今や廃墟と化している。敷地面積8770㎡の木造校舎は、更地にすることもできない事情を抱え、棚ざらしになっているのだ。