

なぜこの日、なぜ少女を…。川崎通り魔男の「犯行計画」
現場取材から分かった岩崎隆一容疑者の"憎しみ"の根源

事件発生直後の現場。岩崎容疑者はわずか十数秒の間に19人もの被害者をメッタ刺しにし、二人の命を奪った
「朝の7時45分頃だったでしょうか。事件が起きた瞬間、子供たちの叫び声が響いたんです。目の前で友達がメッタ刺しにされていくんだから、それは恐怖ですよね。声にならない悲痛な叫びでした。なかには呆然と立ち尽くしている子や、気が動転してしまった子もいました。現場では、犯人も血を流して倒れていた。黒い半袖とジーパン姿で、イガグリ頭。顔はもう真っ青になって動けない状態でした」(事件を目撃した近隣住民)
その血にまみれた犯行現場には、まるで地獄絵図のような景色が広がっていた。