ノンフィクション界のトップランナーが「地球最北の村」から緊急寄稿連載　第4回<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2019-06-13-8_l.jpg?__cld_token__=exp=1725840885~hmac=782a17ff563df81dac97f22dd133cf70945eea6cd0e96f28b54ce93fb170f55d" alt="角幡唯介　オレの探検メシ　飛翔するアッパリアスを捕食する" data-asset-id="12920"></figure>アッパリアスを捕まえる村人。　夏のグリーンランド北部の風物詩といえばアッパリアスである。アッパリアスとは体全体が白黒2色に配色された、雀より大きく鳩よりは小さいぐらいの海鳥で、和名をヒメウミスズメという。5月中旬にはいって短い夏が到来すると繁殖のために大群で飛来し、極北の空を埋め尽くす。&nbsp;