

“五輪のドン”高橋治之氏 本誌取材に「ブチギレ回答」の中身
4500万円の"顧問料"に続き、2億3000万円の不透明なカネが発覚
今になって明らかになった東京五輪の闇
「こういうことは必ずある。いちいち気にしてたらオリンピックなんて呼べない」
7月下旬の夜11時、世田谷区内の豪邸の前に黒塗りのマイバッハが停まった。後部座席に乗った元電通専務の高橋治之氏(78)は、顔を隠すように分厚い財布を翳(かざ)している。記者が窓越しに声をかけるも、高橋氏は一瞥(いちべつ)するだけ。車は邸宅の敷地内へと入っていった。