江戸幕府の御用市場と歴史も古く、豊洲に“失われたもの”がここには残っている<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2019-07-04-114_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839391~hmac=b5fbaaaf4b7b2c0a0c973ce9b6838f16edd6c97bc9a4c334ee2e000f8e92512c" alt="豊洲より築地の風情が残る「足立市場」を知っていますか？" data-asset-id="12447"></figure>足立市場の入り口。最寄り駅は京成本線「千住大橋」で、同駅から徒歩約5分だ<h2>前身は江戸幕府の御用市場</h2>　早朝5時半――。競(せ)りの開始を告げるブザーがマグロの卸売場に響いた。雛壇に立つ仲卸(なかおろし)業者に向かい競り人が叫ぶ。「一番、一番、一番～！」