

日本を盛り上げる次世代の主役たち 阪元裕吾・映画監督
Next Generation Star 第11回
新人監督賞を受賞した若手映画監督
「とにかく、ベタなことはやりたくない。 アクションを武器に新しい映画作りに挑みたい」
「子供の頃は、とくに何にも熱中できない子やったんです」
気恥ずかしそうにそう語るのは、映画監督の阪元裕吾(26)だ。大学時代から本格的に映画を撮り始め、発表した商業映画は『ある用務員』『ベイビーわるきゅーれ』など含め、現在5作。空手などの武術を想起させる本格的なアクション、バイオレンス作品に定評があるその作風は、20代にしては硬派に思える。しかし、彼が映画を撮り始めたきっかけは、かなり単純なものだったという。