

阪神タイガース「史上最弱」勝率0.063から「奇跡の逆転V」への道
球界初の大番狂わせはあるのか!?
新しい勝利の方程式、新外国人A・ロッドの使い方、近本光司のクリンナップ論争ほか
岡田彰布、広澤克実、川尻哲郎が緊急提言
「史上最弱」。こんなパワー(?)ワードが新聞の1面を飾ったのは4月半ばのこと。開幕から9連敗を喫し、史上最低勝率を.063に更新した阪神が2ヵ月後にAクラス入りするなどと、誰が想像したか。
「そらもう、青柳(晃洋(こうよう)・28)よ。交流戦3勝、防御率0.00の青柳を筆頭に、チーム防御率1点台と投手陣が踏ん張ったから12勝6敗と交流戦で貯金できた」
’05年の優勝監督・岡田彰布(あきのぶ)氏は「ちょっとできすぎと思う」と笑うが、暗黒時代のノーヒッター、川尻哲郎氏は逆転Vを「不可能ではない」と見ている。