FRIDAY

戦禍のウクライナを生きる「心優しき人々」現地ルポ

「虐殺の街」ブチャで遺体の身元確認をするボランティアたち
クラウドファンディングで資金を集め、
兵士や医療従事者に1日1000食配給するキーウのアジア料理店
取り残されたペットを救出し、新たな飼い主を見つけるCMクリエイター
敷地を無償提供し、亡くなった遺体の集団墓地にした教会の司祭

赤いジャンパーを羽織った白髪の女性が白いテントに駆け込んで来た。椅子に腰掛けると、対応に当たったボランティアにこう打ち明けた。

「親戚が3月上旬に家を出て以降、行方不明になりました。いろいろな情報が交錯していますが、はっきりしたことがわからず、人質にされた可能性もあります。足にタトゥーがありましたが、どんな模様かは覚えていません」

白髪の女性は大粒の涙を流し始め、周囲のボランティアがそれをなだめた。

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  • 写真・文水谷竹秀

    ノンフィクションライター

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