FRIDAY(フライデー)

ロシア軍の動きと狙いをすべて網羅 ウクライナ戦争全図

ロシアVS.ウクライナ 首都キエフ総力攻防戦で「重大局面」迫る

現状とこれからが一目でわかるマップ付き

苦戦に苛立つプーチンは責任を丸投げ
FSB(連邦保安局)の裏切りと粛清、軍中枢部の腐敗、若手兵士の士気低下

核の使用はあるのか? 
プーチンはどこにいる?
都市部への無差別攻撃で死者数が跳ね上がっている

「ロシア軍が一気に首都・キエフに襲いかからず、15〜30㎞手前で駐留しているのは、歩兵、戦車、ロケットなどの軍備が整うのを待っているからでしょう。シリアで募集した実戦経験豊富な兵士の到着を待って、総攻撃を始める可能性が高い」(元傭兵で軍事評論家の高部正樹氏)

ウクライナ兵士の死者数は1300人以上にのぼる(3月15日時点)。ロシア軍による民間人への無差別攻撃が激化し、兵士の死者数を超えた。マリウポリだけで2000人以上犠牲に
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ロシア軍による侵攻が始まってから3週間、ウクライナ戦争に重大局面が訪れようとしている。左の地図を見てほしい。キエフや第二の都市・ハリコフなど北部の都市で戦闘が激化しているのが分かる。都市部では市民への無差別攻撃が行われ、ウクライナからロシア、ベラルーシへ抜ける人道回廊に地雷が設置されるなど非人道的行為も続いている。一方のNATO(北大西洋条約機構)はポーランド、ルーマニア、バルト三国に軍を配備し、ロシア軍を牽制。にらみ合いが続いている。前出の高部氏が続ける。

「ロシアはキエフへの総攻撃と時を同じくして、南部の都市・マリウポリを攻撃する算段でしょう。マリウポリが落ちれば、親ロシア派地域のドネツクからクリミア半島まで陸路で繋がります。ウクライナを黒海から孤立させるため、オデッサにも攻撃を仕掛ける。原発がある西部のロブノ、フメリニツキーを制圧して隣接するポーランドなど西側諸国に圧力をかけ、補給線の遮断も狙うはずです」

プーチン大統領(69)は暗殺リスクを避けるため、一部の最側近を連れて、モスクワから逃れたという。

「クレムリンと遜色ない機能を持つ秘密指令部が西部のウラル山脈と中国国境地帯にあると言われています。もしものことを考慮するなら、中国国境にいる可能性が高いでしょう。ただ、プーチンの周辺にはGPSが起動しないよう外からの電波を遮断するジャミング装置があるので、正確な居場所の把握は困難です」(全国紙モスクワ支局記者)

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