

ウォロディミル・ゼレンスキーの「数奇な半生」
プーチン大統領の孤独と暴発
人気コメディ俳優はいかにして国の英雄になったのか?
3度の暗殺危機を乗り越え、ロシアと対峙
「武器をおろすつもりはない。私は領土を、国を、子どもたちを守る」
ロシア軍の猛攻を受け、3度の暗殺危機に遭(あ)いながらも首都・キエフに留まり、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領(44)は国民を鼓舞し続けている。
元コメディ俳優という異色の経歴を持つ彼はいかにして、強国ロシア相手に一歩も退かない「国の英雄」になったのか。その「数奇な半生」を辿(たど)ろう。