

プーチンが進めるウクライナ「国民総入れ替え計画」
総力特集「暴走するロシアとプーチンの野望」
難民大量流入で欧州各国が多大な経済的被害を受ける
チェルノブイリ制圧がウクライナ侵攻の最重要任務だった
「停戦交渉の間、少しばかり戦闘はおさまりましたが、これは兵站(へいたん)(食料や兵器の整備・運搬などの後方支援)に困っていたロシア軍にとって格好の時間稼ぎになったと思われます。戦闘は再開し、ますます激しくなるでしょう。戦況を打開するためなら、プーチン大統領(69)は小型戦術核も使いかねない勢いです。当然、ロシアは世界中から非難を浴びることになりますが、可能性は十分にあります。核を使ったからといって『NATO(北大西洋条約機構)』がロシアに核を発射することはないでしょうから」(元傭兵で軍事評論家の高部正樹氏)
21世紀最大の危機が世界に訪れている。2月24日、プーチン大統領がついにウクライナに侵攻した。北、南、東の3方向から攻め入り、首都・キエフや第二の都市・ハリコフを急襲。犠牲者は市民を含み、350人以上にのぼる(3月2日現在)。2月28日からベラルーシで始まった停戦交渉に成果はなく、情勢は厳しさを増している。