

プーチンが繰り出す奇策「ロシア軍を使わずウクライナを制圧」
米露交渉はまったく進展せず、緊張は臨界点を超えた
専門家は「キエフ電撃陥落もあり得る」と最大の警告
「国境地帯には2月15日現在、12万~13万ほどのロシア軍が集結しています。シベリアの部隊まで召集されており、これは’14年のクリミア併合のときと同じ状況。部隊はミサイル、ロケット砲などの重火器から歩兵戦闘車などの機械化歩兵、サイバー関連部隊、特殊部隊、補給・医療部隊などすべての分野にわたっている。工兵部隊も国境沿いに配備されていて、橋を設置できる架橋車が多く配備されています。ウクライナは水が豊かで川や湿地帯が多く、部隊が侵攻するために不可欠な車両です。侵攻のシグナルと見て間違いないでしょう。
米軍から東欧に派遣された『第82空挺師団』第3旅団は紛争が起きる可能性が高い場所に送られる精鋭部隊。米国が相当な危機感を抱いているという証拠です」(元傭兵で軍事評論家の高部正樹氏)