<h3>フォトルポルタージュ<br>うまい棒10円→12円への値上げはどう影響しているのか？<br>店主の高齢化とコンビニの増加で<br>子どもたちのオアシスはどんどん姿を消している</h3><p>駄菓子屋が街から消えていく――。</p><p>コンビニの増加や少子高齢化が進む今の日本社会で、駄菓子屋はもはや「絶滅危惧種」だろう。経済産業省によると、駄菓子屋などの菓子小売業者の事業所数はここ20年間で３割まで落ちた。そんな衰退の時代に追い討ちを掛けるかのように、人気の駄菓子「うまい棒」が今春、一本10円から12円に値上げされる。たかが２円かもしれないが、駄菓子屋が相手にしているのは小銭を握りしめた子供たちである。値上げをめぐっては対応を迫られそうだ。</p>