

世界中から批判殺到 史上最悪北京オリンピックの迷走
五輪深層レポート
スポーツの祭典を台無しにした戦犯は誰だ?
世界初の大技を決めても低得点、突然の検査方法変更で失格者続出
金メダリストのドーピング疑惑、中国選手は反則してもお咎(とが)めなし……
この五輪を象徴する場面だった。
2月7日に行われたスキージャンプの新種目・混合団体――個人ノーマルヒルで4位に沈んだ高梨沙羅(25)が雪辱の103mビッグジャンプ! だが、バックヤードに戻った彼女が見せたのは歓喜の笑顔ではなく、茫然自失の涙だった。ジャンプ後に抜き打ち検査が行われ、スーツの両太もも周りが規定より2㎝大きかったとして、失格となったのだ。