

明秀学園日立 史上初の女子副主将と目指す「センバツの頂点」
強豪野球部の紅一点
練習や食事のサポートだけでなく、相手チームの分析をしてアドバイスをすることも……
昨秋の関東大会で優勝を飾り、センバツ出場が確実な明秀学園日立高校(茨城県日立市)。全国トップクラスの強打が売りだが、明秀の強さの秘密はそれだけではない。チームの結束力を高めているのが、同校史上初の女子副主将を務める2年生の田中杏璃(あんり)さん(17)だ。同校の金沢成奉監督が言う。
「私やコーチに怒られてしょげている選手を彼女が上手くフォローしてくれている。部員73名のなかで女子は一人なので何かと大変だと思いますが、いつも前向き。チームにとって大きな存在です」