

大阪偕星学園・野球部 悪評まみれの指導者が逮捕されるまで
甲子園出場校で起こったトンデモ事件
合宿を利用し「GoTo給付金」約80万円をだまし取って逮捕
’15年夏に大阪偕星学園を甲子園初出場に導き、熱血漢で知られた山本セキ容疑者(53、現・倉敷高校監督)が1月12日までに逮捕された。容疑は、政府の観光支援事業である「GoToトラベル」キャンペーンを悪用した給付金の不正受給。’20年8月に岡山県津山市で実施した強化合宿を1泊7000円のところ、2万円と偽(いつわ)って観光庁に申請し、のべ113人分の給付金約80万円をだまし取った疑いだ。虚偽申請に加担したとされる大阪偕星学園の元コーチ・水落(みずおち)雄基容疑者、詐欺の舞台となった旅館「文乃家」の経営者で、山本と中高の同級生である吉間俊典容疑者も逮捕されている。