

絶望の薬局「クスリがない!」現役薬剤師3人が語る「命の危機」
緊急座談会
怒号飛び交うドラッグストア、ジェネリック推進が裏目に、心不全、高血圧、狭心症など命にかかわる薬も欠品だらけ……
’13年4月、時の安倍政権は「後発医薬品(ジェネリック医薬品)のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定。ジェネリック医薬品の使用拡大を推進した。昨年12月、厚生労働省はジェネリック医薬品の使用率が前年9月時点で約78%に達したと発表。
だが、この政策が完全に裏目に出ている。昨年3月のジェネリック医薬品メーカー大手の『日医工』の品質不正発覚を皮切りに、『小林化工』の異物混入、『ニプロ』の地震による生産中止と、相次ぐトラブルでジェネリック医薬品の供給がストップ。全国の調剤薬局から「クスリがない!」と悲鳴が上がっているのだ。FRIDAYは現役薬剤師3人による緊急座談会を開催。コロナ禍で起きている「命の危機」について、赤裸々に語ってもらった。