

日本人選手向きは東京 五輪マラソン札幌変更でアフリカ勢独走?
仰天発表のウラ側にある、国際オリンピック委員会(IOC)と五輪の実態

MGCで優勝し、「暑さに強い」と絶賛された中村匠吾選手。札幌開催の報に接し、中村を指導する大八木弘明・駒澤大学監督は「北海道で開催するなら一番暑い士別で」と不快感を表明
「あまりに突然の発表だったので、どうして今さらこんな話になるのか、という疑念のような気持ちが浮かびました。
私は8月の東京でもマラソンは成功すると思います。なぜなら、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は、あれだけの成功を収めたではないですか。MGCは五輪の男子マラソン予定日より約1ヵ月遅い9月15日でした。しかしスタート時間は五輪当日より3時間遅い午前9時だったので、好天の中、気温が非常に上昇した。つまり、本番に限りなく近いコンディションだったんです。それにもかかわらず、ケガ人や病人も出ずに誰もが納得する最高に面白いレースとなりました」