

プーチン大統領が目論む「ウクライナ侵攻」の勝算
クリミア半島併合から7年、いま本当の危機が迫っている
「Xデー」はソ連崩壊からちょうど30年の’21年12月26日か
「ロシアは近いうちにウクライナに侵攻すると私は見ています。米露首脳会談が年末にも行われるという情報がある。それだけ情勢は逼迫(ひっぱく)しているのですが、双方の溝(みぞ)が深く、実現できずに終わるかもしれません。’21年12月26日は、ソ連崩壊からちょうど30年の節目。プーチン大統領(69)にはこのタイミングでウクライナを取り戻したいという思惑がある。会談が流れれば、侵攻は決定的になります」(ロシア政治を専門とする筑波大学の中村逸郎教授)