

山口組若頭「髙山清司」出所 グリーン車1両貸し切りのVIPぶり
組員、警官、マスコミが入り乱れる中、品川から貫禄の名古屋入り

品川駅の新幹線ホームでベンチに座る髙山若頭(左)。写真中央は高木康男若頭補佐、その右隣には若頭の「子分中の子分」と言われる竹内若頭補佐が控えていた
10月18日金曜日、午前6時過ぎ。まだ通勤客もまばらなJR品川駅の港南口は異様な緊張感に包まれていた。
私服の捜査員も合わせて30名を超える警察官、20名ほどの六代目山口組組関係者、さらに約50人の報道陣が車寄せを取り囲んでいたのだ。
そして午前6時50分頃、府中刑務所を出発したワンボックスカーが到着。出所した六代目山口組のナンバー2、髙山清司若頭(72)が姿を見せた。首にコルセットを巻き、杖を突きながら、ゆっくりと歩を進める。右目は不自由だが、左目は見開き、鋭い眼光を放っていた。